2014/08/17

みちのく民俗村

お盆前のことなのに今更の投稿ですが、
古民家鑑定士の実習機会がありまして、
北上市のみちのく民俗村へ行ってきました。











リンク先にも書いてますが、北上川流域の茅葺民家を移築復原した野外博物館、
とのことで、古民家鑑定の舞台にはぴったりなんですね。




存在は知っていましたが実際に訪れるのは初めてのことで、
だいぶわくわくして行ってまいりました。

舞台となる古民家へ向かう途中で、茅の葺き替え中。











もういきなりテンションあがりますねー。
5、6人の職人さん達が作業してましたが、実習そっちのけで見ていたい気分。

とはいいながら、古民家自体もやっぱり見るだけで楽しいので、
どんどん進みます。

さっきまで住んでいたような気配の厩。











今回鑑定実習に使わせて頂いた古民家は、旧大東町、かなり県南の方にあった家でした。
藩政の頃から煙草栽培が盛んだったそうで、それに応じた家の作りになっています。

庭に栽培されている煙草は移築後のものでしょうけど。











軒で葉を干しているのもよい風情。















干した葉を丸めたりする作業に使った、広~い土間。












現実に住んでいらっしゃる方がいる古民家を鑑定するのと、
資料として公開されている古民家の鑑定とは
やはり違うでしょうが、それにしてもいろいろと勉強になりました。

また、この民俗村の敷地内には、南部藩と伊達藩の境界となった沢があります。
















あまりに小さい沢で、ほんとうに藩境だったのか、と思うのですが、
昔はもっと水量も多かったし、現代で思う国境のような厳然たる
境界である必要もなかったのかもしれない、というお話も聞きました。

駘蕩たる雰囲気とこの日の天候で、何事にもおおらかだった時代が
本当にあったかのように感じられました。

築50年以上経った住宅を、基本的には古民家として鑑定する
対象にしている古民家鑑定ですが、実際に鑑定する機会が
ごろごろあるわけでもないのは確かです。

いまは遠野にいて、100年以上経っていそうな家を車で走る道ばたでも
見かけるような環境ですが、頼まれもしないのに内部までくまなく
見られるわけでもないですし、やはりこういう機会はありがたいなあ、
と思いました。
















遠野にも、古民家の建ち並ぶ『遠野ふるさと村』という施設があって、
大河ドラマなんかの撮影にも使われるほど、全体として古い趣のあるところですが、
じっくり見て歩く機会を作りたいなあ、と思ったのでした。