2015/02/23

りんご、可愛いや

たびたびお邪魔している、盛岡市黒川の松本りんご園さん。

大規模農家、というわけではないけれど、
使い古されたような言葉だけど、本当に手を掛けて、目を掛けて、
丁寧にりんごを育てておられます。

昨年の収穫時期。忙しいときに大ヒンシュクの撮影、スミマセン(T-T)












手塩に掛けた、そのままでも美味しいりんごを、
お菓子や料理としても美味しく提供する mi cafe というお店を、
りんご畑のある山で開店したのは8年前だそうです。

あちこちで紹介されておいでですので、ご存じの方も
たくさんいらっしゃるでしょう。

お店で出すお菓子などの他にもりんごの商品がたくさんあり、
りんごの他には何ひとつ加えずにしぼった無添加ジュースがありまして、
先頃そのパッケージを変えるお手伝いをいたしました。

くわしくはHPにも公開させて頂いたので、よろしければご覧ください。

実るりんごのイラスト












瓶詰めや缶ジュースで起こりうる変色や味の変化などのリスクを避けるため、
パウチでパックしたジュースなのですが、
このパウチ、デザインする際に制約が少しあったのでした。

まず、印刷の都合ですが、パウチに直接、デザインしたデータを
印刷する場合、最低でも何万枚、という膨大なロットでなくては
作れませんでした。松本さんのりんごの生産量だと、十年単位で
使う量になってしまうので、もし変更があった場合に無駄が多すぎる。

ラベルを作って貼る、ということも当然思いつきますが、
中身の入った状態で、パウチにラベルを密着させるのは
けっこう大変なんです。どうしても皺が寄る。
(実際に試してキーッてなった)

加工の工程として、詰めて密封してから煮沸して消毒するため、
中身が入る前のペタンコ状態のパウチに貼っておく、という方法も
ラベルの変色・剥がれ・変形のリスクがあって却下。

そうした問題点をお聞きした結果、ベターな方法として
タグをご提案しました。

裏面は、りんごを食べに来た鳥。












タグのイラストはイラストレーター・サイトウマサミツさんの手によるもの。
松本さんに宛てたお手紙に描いてくださっていたイラストが可愛くて、
松本さんのたっての希望で、タグに使わせて頂くことをお願いしました。

そのくらい、mi cafe と松本さんのりんごへの愛情にあふれたイラストなんです。
素晴らしいイラストのおかげで、mi cafe だけのタグをつくることができました。
タグのために描いたわけではないイラストなのに、
快くお許しくださったサイトウさんに本当に感謝、感謝です!

パウチは白と、アルミのような銀を選べたそうですが、
売り場で目立つように白一色を採用。
そうしたら、副産物としてこんな方法が採れるようになりました。

お礼のメッセージとか・・・
激励とか!

油性ペンだとメッセージが書けます(笑)おもたせに是非!

お金を掛けさえすれば、どんな問題も当然解決するわけですが、
限られた仕様、与えられた条件の中でベターな方法を選ぶ、
というプロセスは、建築でもグラフィックでも、デザインの仕事は
みんな同じかも知れません。

それ以外にも、製造過程のいろいろなお話も伺いながら進めて、
大変勉強になったお仕事でした!
松本さま、本当にありがとうございます!!

皆様、お見かけの際にはぜひよろしくお願いします!