2017/05/31

麦秋至

麦秋至、七十二候のひとつで「むぎのときいたる」
と読む。今日から5日間程度の期間を指す。
麦の収穫期が今頃だからだが、5月の末が
なぜ「秋」なのか。













秋の禾部(のぎへん)は植物、穀物を指し、
火をもってそれを乾かす、の意味で秋という文字が出来た。
つまり、秋というのは収穫期のことだった。
冬の前に収穫期を迎える農産物が多かったが為に、
時代がくだってその季節を秋と呼ぶようになった。

現場への道すがら、そろそろ黄色に実った麦の畑がある。
写真を撮りたいと思いながら、車を停める場所がなくて
いつも素通りしているが、横目に見ながら
つらつらと上記のようなことを思った。

晴れている日は、車を運転中にどんどん気温が上がって
車内は夏のようだ。
まだ暑さに慣れていない体が疲れて、移動の途中で
沢に逃げて涼む。
















建築の仕事は、設計も工事もあまり季節と関係なく進み、
季節感がないと言えばない。
時期によって、仕事の数が重なったり進捗が重なったりして、
これから忙しくなるぞ、とか、すこし落ち着くかな、とか、
気持ちが起伏することはあるがその程度だ。

これからいろいろと動き始める楽しみと、
自然が賑やかになっていく季節とが重なって、
すこし期待感の膨らむ今年の初夏である。