2017/11/10

隣の芝

大鰐弘前インターチェンジを降りたあたりで
酷い土砂降りに遭った。
車体を叩く雨の音がそれはそれは激しくて、
会話も満足に出来ないほどだった。

着いたそばから帰りの道中が心配になったが、
昼食の間に雨は上がっていた。
その後も降りみ降らずみで、どうにか歩けた。

紅葉も散りはじめた
















弘前は3度目だが、初回の記憶はほとんどない。
2度目は4年前で、連れてきてもらった感じだったので
土地勘があまりない。
前川國男設計の建築が多く、古い建物もよく残っている街、
ということだけを知っていた。

街そのものが、広大すぎずにちょうどよく、
あまり走り回らずに建物を見られた。

弘前市民会館は想像よりずっとこぢんまりしているが、
狭くは感じない。
建設当時の技術による制限もあるだろうが、
僕にはこのぐらいが好ましい。

管理棟外観、ホール棟はイベントで入れなかった










エントランス通廊、手の届きそうな天井の高さ











管理棟ホールの吹き抜け











管理棟とホール棟をつなぐデッキ











弘前市斎場は車寄せだけを拝見。
















RCの格子梁、格天井のようでなにか厳粛な気持ちになる。

斎場までの道すがら、禅林街というのがある。
曹洞宗の寺が建ち並び、その数三十三。
当たり前だが静粛な通りだった。
街路樹には桜もあったので、花の時季は賑わうのかもしれない。

長勝寺三門










鳳松院












古い建物と近代建築がとても身近にある。
冬が近づいて、寒い日だったからかもしれないが
物静かで落ち着いた空気がある。
うらやましく、好ましい。

盛岡のことを、近県の人が雰囲気の良い街だと
話してくれるのを聞くことがある。
秋田の、増田町や美郷町も楽しい街だった。

どこの街も、住んでみてわかる良さがある。
たまに訪れてこそ見える美しさ、面白さもある。
隣の芝は、いつだって青く見えるものらしい。