ひどい吹雪だったクリスマスの翌朝、
吹き溜まりを雪かきしたら、下から足跡が出てきた。
雪をかくまでは全く見えなかった。
猫である。
吹雪く前に通りすぎて、踏み固めた部分だと思う。
前日に、そこに足跡はなかった。
足跡は駐車場を抜けて、裏手へ入ったところで消えていた。
車の下にもぐる程度では辛いほどの荒れようだと
察知して、いちはやく裏手の物置小屋か、または
お隣さんの敷地内のどこかへ避難したのか。
厳しい環境を避けるのに良い場所を探す後ろ姿を、
すこし想像してしまった。
野良猫がブラブラしている姿を
あまり見かけない街中で暮らしていることもあるが、
動物の野生、本能の片鱗をひさしぶりに感じて
少し興奮した。
以前ブログにも書いた、NHKラジオの
子ども科学電話相談が、冬休みバージョンで
放送されている。
あやうく聞き逃すところだったが、
ツイッターのおかげで番組の存在を知って、
朝から楽しませてもらっている。
ラジオやインターネットラジオで聴ける環境の方には
全力でお薦めしたい。
子供達が発する、素朴で純粋な疑問が突く本質や、
それに応えるための四苦八苦を聞いて欲しい。
猫の足跡ぐらいで興奮したのは
冬休み子ども科学電話相談の影響なのである。