旧暦の正月(ごろ)に書き初めを、
というワークショップに参加してきた。
最初に思いついた、抱負的な言葉を書いた。
発想が年寄りっぽくて我ながら脱力したが、まあいい。
健康でありたい、というほど切実ではなく、
健康でないと仕事も滞るから気をつけよう、
ぐらいに思うことにした。
2019/01/31
2019/01/15
時代
市原悦子さんの訃報に、自分でも驚くほど
大きな衝撃を受けている。
昨夏には、常田富士雄さんが亡くなった。
おふたりで、まんが日本昔ばなしの語りを担った。
男声の常田さんも女声の市原さんも、
それぞれがたったひとりで
老若も性格も問わず様々なキャラクターを演じ分け、
完璧に物語の世界を成立させていた。
20年もの長い期間、土曜の夜7時という
もっとも家庭に近い時間帯で放送されて、
その後も何度も再放送や特別編成で復活していた。
10年ちょっと前に「ごんぎつね」が放送された。
ラストの常田さんの声の切なさは、
いまも忘れられずにいる。
僕にとっての存在の重さで言えば、
子供の頃に見たどのテレビ番組よりも大きいのである。
おふたりとも、次の年号を見ずに亡くなった。
トーク番組や他のドラマでお声を聞いて、
まんが日本昔ばなしのワンシーンのようだと
嬉しくなることは、もう二度とない。
糸を引くようにほそくほそく続いてきたなにか、
子供時代につながるなにかが、
ぷっつりと切れて終わったように感じられた。
どうか安らかにお眠りください。
大きな衝撃を受けている。
昨夏には、常田富士雄さんが亡くなった。
おふたりで、まんが日本昔ばなしの語りを担った。
男声の常田さんも女声の市原さんも、
それぞれがたったひとりで
老若も性格も問わず様々なキャラクターを演じ分け、
完璧に物語の世界を成立させていた。
20年もの長い期間、土曜の夜7時という
もっとも家庭に近い時間帯で放送されて、
その後も何度も再放送や特別編成で復活していた。
10年ちょっと前に「ごんぎつね」が放送された。
ラストの常田さんの声の切なさは、
いまも忘れられずにいる。
僕にとっての存在の重さで言えば、
子供の頃に見たどのテレビ番組よりも大きいのである。
おふたりとも、次の年号を見ずに亡くなった。
トーク番組や他のドラマでお声を聞いて、
まんが日本昔ばなしのワンシーンのようだと
嬉しくなることは、もう二度とない。
糸を引くようにほそくほそく続いてきたなにか、
子供時代につながるなにかが、
ぷっつりと切れて終わったように感じられた。
どうか安らかにお眠りください。
2019/01/12
平成最後の
昨年後半ぐらいから、年中行事には
何につけても「平成最後の」と枕詞がついた。
猫も杓子も、というような言葉遣いは
あまり好きではないが、事実として
平成最後の正月が終わった。
元旦は、さらっと雪が降った。長くは積もらなかった。
電話もメールも来ず、本を読んでいれば
いつまでも静寂の世界である。
元号はどうあれ、なにも変わらない正月であった。
何につけても「平成最後の」と枕詞がついた。
猫も杓子も、というような言葉遣いは
あまり好きではないが、事実として
平成最後の正月が終わった。
元旦は、さらっと雪が降った。長くは積もらなかった。
電話もメールも来ず、本を読んでいれば
いつまでも静寂の世界である。
元号はどうあれ、なにも変わらない正月であった。
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