2020/09/06

明けの明星

9月12日(土)13日(日)のオープンハウスは、
両日ともご予約の埋まった時間帯ができてきました。
ご検討中の方、ぜひお早めにご連絡ください。

内装も出来上がってきました
















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散策の途中で、それまで気づかなかった
神社をみつけた。
住宅地の中に、すこしだけぽっかり空いたような
場所になっていた。
虚空蔵神社の幟が立っていた。


狛犬ではなく、虎と牛が参道の両脇に控えていた。
十二支に8つの仏様を当てはめたのを守り本尊と言い、
丑と寅は虚空蔵菩薩が担当だからだそうである。

仏教にも多少は興味があり、本もいくつかは読んでいたが
守り本尊のことはほとんどなにも知らない。
調べてみたが由来はあまりはっきりしていないようで、
少なくとも仏教の経典にそういう謂われはないらしい。

陰陽とか風水とか趣旨の違うものも
平然と飲み込んで混ぜてしまう、
日本の民間宗教観のおおらかさみたいなものが、
もろにそのまま出ている。

盛岡天満宮の狛犬も一部では有名である。

こちらは近所に住んでいた石屋さんが病気平癒のお礼に
奉納したものだそうで、明治36年というから
100年以上前のものである。

簡略化された線やバランスが現代デザインのようで
神事仏事に対して厳密というより、純朴なお礼心のほうが
より深く感じられる。
100年前にはどう評価されたのだろうか、想像がつかない。

ついでに、全国の天満宮にもよく牛の像が祀られているが、
これは天満宮の祭神・菅原道真の使いだからで、
道真公は丑年、丑の日、丑の刻生まれとの逸話もある。

蛇足を重ねるが、虚空蔵菩薩は“明けの明星”の象徴で
無限の知恵を持ち、知恵を授ける仏だそうである。
天満宮も、道真の怨念は忘れられて学才のほうが由来とされ、
学問の神・知識の神として祀られる。

知識知恵なるものと、由来の定かでない現世利益の期待とは
相反するものであるようにも感じられるが、
そういうことに対しておおらかであることもまた、
人の世に大事な知恵というものかもしれない。

散策から帰ってきて調べ事をしたあとのほうが
妙に考え込んでしまった。